5月の終わりになると、各塾が夏期講習会の情報を公開します。
今回は、日能研の夏期講習2023、小学6年生の費用や日程、カリキュラムなどをご紹介します。
日能研 夏期講習 概要
日能研の夏期講習は、小学3年生から6年生まで実施されています。
夏期講習は、塾生のみならず、一般生も受講でき、基本的には受講資格は問われません。
(標準コースの場合)
※コースによってはテストによる基準を設けている場合があります。
各教室にお問い合わせください。
受講コースは、4科目(国語・算数・社会・理科)か2科目(国語・算数)を選択します。
また、標準コース、応用コース、難関コースがあります。
コース | 受講科目 |
標準(受講資格なし) | 4科(国語・算数・理科・社会) |
2科(国語・算数) | |
応用 | 4科(国語・算数・理科・社会) |
2科(国語・算数) | |
難関 | 4科(国語・算数・理科・社会) |
2科(国語・算数) |
「日能研 全国公開模試」を受験した場合、その成績を参考に受講コースをお勧めしてくださるそうです。
また、夏期講習の終わりには、夏期特別テストを実施されます。
このテストで基準に到達すると、日能研への入塾も可能です。
日能研 夏期講習 4つの特徴
日能研の夏期講習の特徴は4つあります。
夏期講習前までに学んだ「知識」や「考え方」を学び直し
日能研の夏期講習では、夏期講習前までに学んだ「知識」や「考え方」を学び直します。
塾生のカリキュラムの一環として組まれていないので、外部生も参加しやすいです。
夏期講習テキストは日能研完全オリジナル
日能研のテキストは、本科教室はもちろん、夏期講習でも全て日能研オリジナルで作製しています。
仲間と学ぶことを大切にします
日能研は集団対話型授業。
一緒に学ぶ仲間の意見や考えも取り入れながら、子どもならではの「視点」を伸ばします。
Nポータルにて答案用紙・成績をフィードバック
Nポータル(一人ひとりのポータルサイト)を活用します。
Nポータルでは夏期特別テストの成績はもちろん、採点済みの答案用紙もご覧いただくことができ、継続的な学習の流れや理解度を図ることができます。
日能研 夏期講習 小6 開講日程
小6では概ね、7月24日(月)~8月28日(月)の間に、夏期講習の日程が組まれています。
2023年7月24日(月)~8月28日(月)
この期間のうち、授業日24日、テスト日4日、休講8日となります。
教室によっては、6年生の夏期講習が開講されていない場合があります。
また、教室により、日程が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
日能研 夏期講習 小6 日数と費用
日数と費用は、次のとおりです。
標準コース
受講日数 24日間 | 科目 | 授業時間帯 | 会費(税込) |
---|---|---|---|
70分×120コマ 国算各36回・社理各24回/計120回 テスト4回 |
4科 | 14:00~20:35 (横浜校) *校舎によって時間帯は異なります。 |
199,650円 |
70分× 72コマ 国算各36回/計72回 テスト4回 |
2科 | 上記のうち国語・算数のみ受講 | 130,350円 |
【参考】2022年度夏期講習は、4科:179,960円、2科:117,590円(税込)でした。
日能研 夏期講習 小6 標準/応用/難問コース カリキュラム
【標準コース・応用コース・難問コース】学びのテーマと視点(ステージⅣまでに学んできた思考技法)
国語 | ●解法技術からのアプローチ 手がかりの探索・解釈・類推/文章の前後関係・全体の流れ/設問形式の研究・記述・乱文整序・脱文挿入 ●文章形式からのアプローチ 文学的文章の読解/説明的文章の読解/詩/短歌/俳句 ●語句 ことばの意味・用法/同義語・対義語/ことわざ・慣用句/敬語/四字熟語/品詞の用法/誤文訂正/かなづかい |
---|---|
【思考技法】 ●中心となる情報をさがす ●明示されている情報に着目し、全体像をイメージする ●中心とつながりをもった情報に着目する ●部分どうしの、前後のつながりをさぐる ●明示されていない情報をさぐる ●部分と全体のつながりをさぐる ●具体的な情報と抽象的な情報をさぐる ●情報の役割をさぐる ●部分どうしのつながり方をさぐる ●多角的に情報をさぐる ●全体の構造をとらえる ●部分と全体のつながりをとらえる ●全体の中心をとらえる ●明示されていない情報を含め、全体の構造をとらえる ●情報全体がどのように示されているのかを俯瞰してとらえる ●部分と部分のつながりをとらえる ●明示されていない情報を含め、部分と部分のつながりをとらえる ●明示されていない情報を含め、部分と全体のつながりをとらえる |
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算数 | ●平面図形 ●割合と文章題 ●数の性質 ●規則性 ●立体図形 ●速さ ●場合の数 |
【思考技法】 ●数・量・式の、意味や役割をとらえる ●成り立ちを理由とともにとらえる ●情報を組み合わせて新たな情報を見出す ●目的を明確にして手がかりをさぐる ●規則的な変化を見つけて、未知の部分をとらえる ●過不足が生じない方法をさぐる ●図で表されたものから関係を読み取る ●図を、新たな情報を見出すための道具にする ●次元を行き来して、構造をイメージする ●数量を分析して、関係をとらえる ●基準を定めて、情報をとらえる ●全体をとらえるために、部分から規則的な変化を見つける ●規則的な変化を見つけて一般化し、未知の部分をとらえる ●関係を単純化してとらえる ●今ある情報をもとにして、新たな情報を増やす ●構造を単純化してとらえる ●状況を整理して、変化を的確にとらえる ●確実な方法を組み立てて実行する ●目的に応じて、情報を言い換え・置き換えをして使う ●今ある情報を使いやすいように整理する ●目的を明確にして、解決に向けた手がかりをさぐる ●情報を組み合わせて新たな情報を導き出す ●動向を分析して、状況を的確にとらえる |
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社会 | ●地理 国土/農水産業/工業/資源/貿易/交通/世界地理/世界の気候/主要各国 ●歴史 古代/中世/近世/近現代 ●公民 憲法/三権分立/地方自治 日本と世界(国連など) |
【思考技法】 ●目的を明確にして情報を読み取る ●特色を理由とともにとらえる ●きまりを理由とともにとらえる ●ことがらどうしのつながりに気づく ●ことがらどうしのつながりをさぐる ●目的を明確にして、示し方や調べ方を判断する ●ことがらどうしのつながりに着目して、特色をとらえる ●部分の特色と、ことがらが成立する条件をつなげる ●特色の背景をとらえる ●全体の特色と、ことがらが成立する条件をつなげる ●手がかりをもとに状況の変化を推測する ●できごとどうしのつながりを明確にして、状況の変化をとらえる ●さまざまな変化の結果として、状況をとらえる ●多角的な視点で状況をとらえる ●全体を俯瞰し、課題を見出す ●変化の筋道を、さまざまな原因と結果のつながりとしてとらえる ●変化の筋道の中で、できごとの位置付けをさぐる ●きまりやしくみを状況とつなげる |
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理科 | ●化学 水溶液/気体/中和/燃焼 ●物理 力学/熱/音/光/電流 ●地学 地層/星/月/太陽/気象 ●生物 動物/植物/人体 |
【思考技法】 ●ことがらどうしを比べる ●読み取った情報には関係があることに気づく ●変化には原因があることに気づく ●読み取った情報をもとに、関係をとらえる ●比べることで、機能、構造をとらえる ●読み取った情報をもとに、状況をイメージする ●読み取った情報をもとにとらえた関係を使って、予測する ●読み取った関係が、一定の条件で必ず成立することがらであることに気づく ●手がかりをもとに、状況の変化の原因を予測する ●現象と原因のつながりから状況をイメージし、変化を予測する ●モデル化したものを使って、現象の変化を予測する ●複数の一定の条件のもとで必ず成立することがらを組み合わせて、状況をとらえる ●状況に合わせて、一定の条件のもとで必ず成立することがらを使う ●機能と構造のつながりをもとに、現象を筋道立ててとらえる ●読み取った情報をもとに、現象の変化を筋道立ててとらえる ●状況に合わせて、一定の条件のもとで必ず成立することがらを使い、現象を筋道立ててとらえる |
さいごに
今回は、日能研の夏期講習、小学6年生の費用や日程、内容をご紹介しました。
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