冬休み最終日の前日。
今日は息子くんのご機嫌がナナメだった。
すぐに考えられる理由は一つあった。
それは、朝から移動図書館に出向いたとき、そこで、台座から落ちて膝や顔を負傷したのである。
でも機嫌が悪いのはそれだけじゃなさそう。
なんだか、ソファーで顔を冷やしながら、しみしみしてる。
ソファーでハグして、よくよく聞いてみると。
どうも、冬休みの宿題がまだ終わっていないのが気がかりらしい。
終わっていないのは、読書感想文。
みんなが苦手な読書感想文。(多分みんな苦手じゃない??)
すでに昨日から読書感想文に取り組んで、一度下書きはしている。
下書きしたものを読んだけど、非常にお粗末で、これは書き直しが必要なレベル。
本人もそれが分かってたらしく、下書きしているものの、その仕上がりに納得できてない。
それで、読書感想文の終わりが見えないようで、不安に襲われたらしい。
そこで、彼の不安を取り除くために、母からこんな話を。
「千里の道も一歩から」ってことわざ知ってる?
なんか聞いたことある
千里ってとっても遠い距離なんだけど、そもそも一里ってどれくらいなんだろう?
調べてみようか!
そこから調べ学習。
まずは国語辞典を持ってきて、「一里いちり」を調べてみる。
うちの国語辞典はこれ。
「一里塚」の説明のなかに、一里は3,9キロメートルとある。
一里って約3.9キロメートルなんだって。
じゃ、千里ってどれくらいの距離になるかな?
そうだ!こんなときのためにこないだ仕入れたグッズが!
じゃん!
これで調べてみよう!と、ものさしを出す。
コレは単位換算できるものさし。
真ん中の「1」と書いてある赤いコマがスライドして、単位を確認しながら別の単位に換算することができる。
一里の「里」という単位はコレにはついてないので、「メートル」を読み替えて、一里と千里を確認してみる。
「1m」を「一里」と読み替えると、「千里」はいくらになるかな??
コマをスライドさせながら説明してみた。
すると、千里が一里の1000倍ということがわかり、千里は、3,900kmということがわかったみたい。
うん!役に立った!
「千里の道も一歩から」の千里って3,900kmもあるんだって!
相当遠いね!
じゃ、次にこのことわざの意味はなんだろう?
次はこれを本棚から取り出す。
本でさがして、「千里の道も一歩から」の意味を確認する。
どんなに遠いゴールでも、ゴールまでたどりつくには、最初の小さな1歩からなんだよ。
だから、読書感想文もゴールは遠くてたどり着かないように思えて、不安になるかもしれないけど、まずは少しづつできそうなことから、取り組んで行くことが大切なんだよ。
と話してみる。
色々調べて、ようやく母が言いたかったことにたどり着く。
母の話をきいて、息子くんの不安がどれだけ軽くなったかはわからないけど、「ことわざ」に興味が向いたようで、その後「ことわざ」本を熟読。
どうも不安な気持ちが紛れたようだ。
そんなこんなで、このあと改めて読書感想文に取り組み、今日は7合目で終了。
下書きの前段階のメモ書きまで。
7合目?6合目?
あとは、明日1日で完成まで仕上げなくてはならない。
始業式はあさってだからね、、、。
頑張れ!息子くん!
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